2024/07/09
英語教育を根幹に日本語教育や文化を取り入れている方針が良いと思った理由としては、海外の学校に通ったり(私の幼少期のように)、International schoolに通うと、英語の力が身についたとしても日本語の力が弱かったり、自分の国籍を理解はしていてもアイデンティティを見失うと思うからです。
→それなら、International schoolに通わないほうがいいという結論になるのでは?英語学習に力を入れている幼稚園がよい、というストーリーが自然だ。
私自身、米国に滞在中は両親以外との会話は全て英語で、両親と会話する際は日本語で聞いて簡単な日本語に英語を混ぜて話していたため、日本に帰国してから英語は話せるものの日本語が話せない日本人の状態になってしまい、自分のアイデンティティを見失い、自信を失った時期がありました。異文化の理解や第二言語の学習は大切ですが、日本人として、日本語と日本文化の理解も同時に大切だと思いました。
→それはアメリカで暮らしていたからであって、日本にあるInternational schoolに通うこととは意味が異なるのでは?
また、英語を使うのはInternational school内であって、そのほかの場面はすべて日本語を使い、日本で暮らしている。母とはまったく環境が異なる。
これからの時代、英語の力は不可欠だと考えております。子供たちがやりたいことできた時、目標や夢を持った時に、英語の力があれば可能性を広げることができると思うからです。主人は医師をしておりますが、最新の論文等から情報を得るには英語の力が必要です。一方で私は日本企業に勤めておりますが、業務の6割程度に英語が必要で、日々英語を使用しております。そのため、主人も私も英語を学ぶ重要性を痛感しております。
→どちらも弱い。ドクターは英語ができるできない以前に、医学部を出て医師免許を得なければならない。そちらのほうが重く、英語はプラスアルファレベルに見える。
「私」は、英語ができるからこの日本企業を自分で好んで勤めているのであり、順序が逆では?
その反面、海外の学校やInternational Schoolで英語だけを学び、日本語の力や日本の文化を理解しないで成長することには大変不安を感じておりました。今回受験する幼稚園は英語を根幹としながらも、日本語、そして日本の文化を取り入れ、自分力で生きる人を目指す教育方針であり、主人と私の教育方針と合致したため、志望いたしました。
→繰り返しになるが、英語を使うのはInternational school内であって、そのほかの場面はすべて日本語を使い、日本で暮らしている。母とはまったく環境が異なる。
だから「日本語の力や日本の文化を理解しないで成長すること」はない。
後段についても、繰り返しになるが、それなら、International schoolに通わず、英語学習に力を入れている幼稚園に通えばいいという結論になるのでは?
2~8歳まで米国に滞在したことは、ネイティブの発音と英語の基礎を学ぶ上で貴重な期間でした。8歳レベルの英語力を上げることは帰国してから努力しましたが、発音についてはずっと忘れることはないため、会社生活においても海外の社員と自信を持って話すことができ、役立っています。
→これは素晴らしい。
このInternational Schoolでなくてはならない理由としては、上記と重複してしまいますが、語学を急速に吸収できる幼児期に英語はもちろんのこと、日本語、そして日本文化の理解や運動面においても力を入れている幼稚園だからです。どんな場所・境遇においても、自分で考え、行動できる人になるための準備として、親子共に学びたいと考えております。
→後半は良い。前半は、このInternational Schoolでなくてはならない理由になっておらず、「International schoolに通わず、英語学習に力を入れている幼稚園に通えばいい」が払しょくされていない。
これらのコメントからは、「このInternational Schoolでなくてはならない理由」もなければ、「International Schoolでなくてはならない理由」もない。むしろ、International Schoolでないほうがいいように見える。
なぜ、International Schoolに通わせたいのか。
このあたりは親御さんがしっかり考えないといけないだろう。