昇格試験にプレゼンを取り入れている会社が増えています。
しかも、けっこう重視しており、昇格論文と同じくらい、あるいはそれ以上の加点が見込めます。
先日、プレゼン資料の作成のご依頼をいただいているお客様からお問い合わせをいただきました。
プレゼンの初めにどんな自己紹介をすればいいでしょうか?
これは非常に簡単で、原則は、所属部署と名前を話すだけで事足ります。
考慮すべきことはどのようなプレゼンかによって、自己紹介の中身も変わって然るべきであり、たとえば、試験を行うのが外注先企業である場合、自社のこともその部署のことも、そしてプレゼンをする人のことも知らないわけですので、概略は伝えたほうがいいと思います。
いっぽうで、プレゼンの試験官が自部門の部長である場合は、当然、部署の説明は不要で、
「営業課の○○です。それでは始めさせていただきます。」
だけでも成立します。
つまるところ、
自分と試験官との関係性を考え、少し説明的な自己紹介にすればよいのか、あるいは本当に簡単に挨拶くらいでいいのか
などで決めていただくのが円滑です。
そしてたいていの場合、自己紹介の仕方で、点数が伸びたり減点されたりすることは、ないとは言い切れませんが、でもないと思います。
なぜなら、それはプレゼンの本質ではなく重要度は高くないからです。
一般に、昇格試験のメニューとしてのプレゼンで会社が求めているのは
・しっかりとプレゼンができているか
・つじつまが合っているか
・中身がしっかりしているか
という中身そのものですので、その意味では自己紹介はさほど気にする必要はないのではないかと思います。
(話し方なども加点・減点対象になる場合もありますが、ここではプレゼン資料の話に限定します)
当然のことながら、作成にあてられる時間いっぱいを使って、中身にこだわったほうがいいと思います。