ご承知のように、プレゼンの昇格試験は持ち時間が決まっています。
会社によってかなり「まちまち」ではありますが、たいていの場合、10分~30分が多いでしょうか。
どれだけの持ち時間が最適化はプレゼン内容によってきますが、10分だとかなり短く、簡潔なことしか言えなくなります。
そのため、プレゼン資料のページ数も少なくし、プレゼン原稿もかなり短く端的にする必要があります。
注意すべきは、長いプレゼン資料を足早に、口速く説明して時間を調整することではないということです。
よく見かける良くない例として、
「このページは飛ばしたいと思います」
「少し駆け足で行きたいと思います」
といったエクスキューズ(言い訳)です。
持ち時間は事前に聞いているし、何をどのように発表するかは事前に決めておくべきものだ。
にも関わらず、上記のような言葉が出てくるということは、きちんとした準備ができておらずプレゼンがうまくいっていないことを表してしまっているからです。
持ち時間が10分であれば、発表すべき時間は極力10分に近づけたほうが賢明です。
10分を大きく下回ってしまうと時間を余らせるという行為自体、印象は良くありませんし、大きくオーバーしてしまうと、準備不足が伝わってしまいます。
重要なのは、このプレゼンは試験であるという点です。
本当のプレゼン、つまり取引先を前にしてのプレゼンであれば、持ち時間を少々下回ろうが上回ろうが、それ自体、大きな問題ではありません。なぜなら、時間よりも何よりも提案内容が重要だからです。
(もちろん、時間通りであるに越したことはありません。また、入札案件のプレゼンの場合、持ち時間にとてもうるさいです)
しかし、今、あなたが直面しているのは昇格試験であるため、持ち時間の遵守もまた、評価基準に入っている可能性があります。
外形を大事にする会社であれば、その可能性はより高いです。
このことを心にとどめて、プレゼン資料とプレゼン原稿の作成をしてください。