商社と言うと、まっさきに伊藤忠や住友商事などの総合商社を思い浮かべます。
これらの巨大な商社は取り扱う製品・品目が多くあり、就職・転職希望者が自身の当該会社での未来を思い描いたとき、なかなかその未来(どんな仕事をしていくことになるのかという)が見えづらい点があります。
世間一般では、商社というなんとなくの格好の良さと、あとはお給料が高水準であるということが目立つくらいで、実際のところ、何をしているのかをご存じの方はあまり多くないのではないでしょうか。
山崎豊子さんの「不毛地帯」をお読みいただくと、商社マンの格好の良さがわかります。(話はちょっと重めです。)
不毛地帯はさておき、総合商社の志望動機を書くとき、どうしても広くとらえすぎてしまって、難しい状態になってしまいます(よもや「世界各地を飛び回り、活躍したい」とは浅すぎて言えないでしょう)ので、極力、業務・職種で絞り込みをかけたほうがいいでしょう。
他方、同じ商社でも、専門商社と呼ばれる商社があります。総合商社は多くの製品や品目を取り扱っているのに対し、専門商社は何らかの製品・品目に特化しているのが特徴です。
総合商社と比べて、専門商社のほうがもともとギュッと絞り込まれていますので、志望動機を明確にしやすいです。もちろん、「本当にこの業界、この会社でキャリアを築きたい」という思いがあればという前提が付きますが。
たとえば、食品の商社、そうですね、インド料理の原料(ナンや香辛料など)の商社だとしましょう。
ほら、もうこの時点でかなり絞り込まれて、志望動機のアイデアが出てくるのではないかと思います。
なぜ、商社であるのか
なぜ、食品であるのか
なぜ、インドであるのか
頭に「なぜ」をつけると、自分自身に問いかけることができ、志望の輪郭がくっきりしてきます。
このように、もし、就職・転職希望者が、漠然と商社を志望しているのなら、受けるかどうかはさておき、まずは専門商社からあたってください。また、どういったものを取り扱っているのかを調べてください。
そのあとで総合商社でも同じことをやっていただきますと、この「総合」の中身をつまびらかにしやすくなり、志望動機につなげやすくなります。
表現の仕方には、技術とコツが必要です。
原稿の作成は担当します。入社後のお仕事のことに気持ちを向けてください。
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