転職の際の志望動機で、
「企業理念に共感しました」
という言い方は、平易に用いることができます。
しかし、かなり重要な注意点があります。
企業理念は一般に、会社の存在意義や考え方、行動の指針など、会社のすべてを短い言葉に凝縮しています。
「企業理念に共感した」というのは、これらをすべて肯定することであり、だからこそ志望動機の良い材料ではあるのですが、逆を言えば、会社のすべてを理解したうえで使わないと、面接のときに「当社の企業理念をどう思っていますか?」などの質問が来た時にジ・エンドになります。
考えても見てください。
転職活動中の、その会社からすれば外部の人であるあなたが、志望企業のことがどれだけ分かるでしょうか?表面上でしか分からないはずです。
そもそも社員の中にも、分かっていない人は一定程度は存在しているはずですし。
そのため、「企業理念に共感した」という材料は、本当に、マジで、心からその会社の企業理念を理解している場合だけ用いて、そうでないなら、用いないほうが賢明です。
そもそもの話になりますが、
その会社への志望理由の材料に「企業理念に共感した」は、的が広すぎるように思います。そうではなくて、「この製品が」ですとか「この考え方が」ですとか、具体的過ぎなくても良いので、もう少しだけ具体性のあるものを材料にしたほうが「生きた」志望動機になるはずです。お試しください。
企業理念つながりで、当社では、別業務で、会社様の企業理念の文言を作成しています。
そのお役立ち情報をアップしていますので、よろしければ、参考までにご覧ください。