志望動機のメイン、あるいは材料の1つとして、
会社の安定性
「安定した会社で働きたいと思ったから」
を用いるのは、決して良いものではありません。
理由は簡単で、たいていの場合、
安定性というのは、単にお給料がいいとか、お休みが多いとか、福利厚生が整っているとか、百歩譲って、会社が潰れないなど、いわば「ラクをしたい」というのが前提にある言い方だから
です。
採用担当者からしますと、「うちの仕事を軽く見てませんか?」と、いぶかしい気持ちになってしまいます。
この手の人が応募して来ても、あっさり不採用になることは、採用担当者でなくても、ちゃんとした大人であれば誰でも分かります。
上記の何がダメかというと、「ラクをしたい」という前提があり、それに加えて、
- 「会社の安定」をどういう意味で使っているのか?
- そもそも、その会社が安定しているかどうか本当に理解して言っているのか?
がなく、言わば「しょうもない」理由に留まっているからです。
がしかし、使い方によっては、この「会社の安定性」というのは優れた志望動機になります。
会社の安定性の考え方をガラッと変えることで、意味合いも大きく変化します。
たとえば、
- その会社が扱っている財やサービスは、今後も世の中に受け入れられる
- 入社後にしっかり仕事ができる環境がある
- ポジションが上がっていく環境がある
- 仕事を通して自分の能力が向上し、経験を蓄積することができる
すなわち、
「ラクをしたい」ための会社の安定性ではなく、「自分が社会人としての能力向上、経験蓄積をしていけるか。それらを継続していけるか」という、自分の未来のための会社の安定性
です。
この捉え方は、
「いい仕事してポジションもお給料も上げたい!」
「立派なビジネスパーソンになって、堂々としていたい」
と、ご自身の未来を大いに感じてる方だからこそ使うことができます。
その意味では、選ばれた人(おおげさですね。やる気がない人以外はすべてあてはまります)だけが使うことができる志望動機の1つです。
表現の仕方には、技術とコツが必要です。
原稿の作成は担当します。入社後のお仕事のことに気持ちを向けてください。
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