志望動機・自己PRの原稿作成の立場からお伝えする、
社会のリアルなお話シリーズ「その自己PR、アピールになってませんよ」
今回は、
「気配りができる」を自分で言っちゃダメ
です。
自己PRの材料として使えそうな、「気配りができる」という言い方。
一見すると優れたアピールの材料のように感じますが、実際はあまり良いものではないように感じます。
「私は優しいです」と言うのと一緒くらいヘンだと思っていただくと分かりやすいと思いますが、「気配りする」「配慮する」「心遣いをする」などなど、これらは自分から言うものではなく、人様に言われるものです。
「あなた本当に気配りが行き届いているわね」
「ご配慮をいただいてありがとう」
つまり、人から見たあなたの評価なんですね。
だから自分で言ってしまうと、なんだかおかしなことになってしまいます。
しかし、少し角度を変えると、「気配りができる」は使えます。
「気配りができる」ということは、
・周囲に配慮ができる
・周囲をしっかり見ている、
・一緒に働く仲間の心にいつも触れようとしている
ということですので、すなわち、格好良く言えば「気づく」「気づこうとしている」ということになります。
「私は気づきを大切にしている」
マネジメントの観点からとても重要な内容ですね。
それに、管理職の方なら誰でも思っていることだと思いますが、できるビジネスパーソンって漏れなく「気づけている」んです。そして間違いなくその後動いています。
自己PRの材料として用い場合には、何に気づくか、そして気づいてどうするのか。この辺を明らかにしたほうが良いと思います。後者のほうが大切かもしれません。
「気配りができ」ているかどうかは人様からの評価で、「気づく」のは自分
この主体の違いを意識していただきますと、そのほかのことでも、「これは自分で言うことじゃないなあ」「これは自分で言えるなあ」というのが見えてくるはずです。
表現の仕方には、技術とコツが必要です。
原稿の作成は担当します。入社後のお仕事のことに気持ちを向けてください。
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