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キャッチコピーが良質かどうかを決めるのはお客、そして自分

time 2020/09/01

キャッチコピーが良質かどうかを決めるのはお客、そして自分

 
キャッチコピーって、相手に伝わって「いいキャッチコピーだなあ」と思ってもらわなきゃ意味がないんですよ。

「相手」とは、お客です。

その製品・サービスを購入・利用するお客様の心の中にそのキャッチコピーが届いて、その結果、売り上げとして跳ね返ってくる、それが正しい。

それと、企業のキャッチコピーの場合ですと、リクルートも含まれます。

つまり、「相手」が就活中の学生であり、転職を考えている社会人です。

広義にはこれらもお客に入れてもいいのかなと思いますが、この場合は、「この会社で働きたいな」と思ってもらえるための手段としてのキャッチコピーです。

 
で、重要なのはここからで、「相手」の心の中に届くキャッチコピーは、自社が本当に大事にしてことである必要があります。

 
自社で作った製品が、本当にめちゃくちゃ素晴らしいと自社が思っていて、その素晴らしさをどのような表現で表したらいいか、というのが健全なキャッチコピーの作り方です。

ポイントは、自分が本当にそう思っていることがベースです。

 
反対に、新製品ができたのはいいけど、自社としては、心の中で「たいしたことないな」と思っていて、それはそれとして、キャッチコピーを作ると、そのキャッチコピーもたいしたものではなくなります。

本当にそう思っていないことは、バレるんですよ。なぜって?だって、そのキャッチコピーのような良さがその製品にはないからです。

その表現と現実に、大きな乖離があると、バレてしまいます。

 
あの、ちょっとちっちゃめの声で言いますと、今、とある企業のこんなキャッチコピーがあります。

「上等じゃねぇか、逆境なんて。」

これ、もともと地力のある会社で、たまたま何かの拍子で苦境に陥って、その苦境を乗り越えるぞ!というものであればいいのですが、業界でそれほど力はなく(まあ電気自動車の技術はあるけど)、ホント大丈夫?という状態の会社が言っていることで、明らかにキャッチコピーの表現と現実とが乖離してしまっています。

もうひとつの「やっちゃえ~」のほうは、技術押しでいいと思いますが。

役員と話したことはありませんが、本当に自社は「上等じゃねぇか~」と思っているのでしょうか。外目からは「這う這うの体」のように見えてしまいます。

 
 
で、何がいいたいか。

 
 
お客様にお喜びいただける製品・サービスを作った、自社は世の中に必要な会社だ、と、自分が本当にマジで強く思っている方のキャッチコピーを当社が制作することが、一番良いのではないかと思います(笑)

 
 
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