幼稚園の願書に、必ずと言っていいほど登場する項目
「どのような躾をしていますか?」
実際のところ、「家庭の教育方針」とどう違うのだろうか、というお感じになるのは、あなただけではないはずです。
言葉を見れば、家庭の教育方針に躾が包含されていると捉えてよいのかなあと思いますが、かといって願書では、項目が分かれているため、当然、それぞれの内容を書く必要があります。
書く内容に不正解はあっても正解はありませんので、2つの項目それぞれを自由に書けばいいですが、しかし、広義には同じことを聞いているこれら2つの項目で、書く内容がバラバラでもいけませんし、同じことをいっていても良くありません。
厳密に、「いけない・良くない」かどうかは幼稚園のみが知るところですが、「汗をかいて願書を書く」という観点では、バラバラだったり、同じことを書いていたり、というのは、熱意が冷めているように見えるのかなと感じます。
これら2つの項目の考え方としては、躾のほうは、あくまで礼儀作法のことに限定をし、躾として何をやっているかを書く。そして教育の方針のほうは、文字通り方針ですので、方向性を示す、理念を示す、わが子の未来像を示すといったところでしょうか。躾と比べて書く内容がやや概念的になるはずです。
とは私どもの意見ですが、いずれにしても、何らかの「色の違い」を出しておいたほうが「不正解」にならずに済むのではないかと考えます。
最後に、まったくの余談ですが、どうも最近の(よくない大人を原因とする)時代背景もあるのでしょうか、躾という言葉がとてもキツく感じますね。「身」と「美」と書いて躾ですので、本来的には美しい言葉なのですが。
意味としては礼儀作法と同じですので、礼儀作法といったほうが、なんとなく今の時代、角がまるまって良いように思います。
表現の仕方には、技術とコツが必要です。
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