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小学校受験のリモート面接の注意点

time 2020/05/29

新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、テレワーク、リモート、遠隔、オンライン、呼び方は違えど、いずれにしても、画面越しでコミュニケーションを取る方法が、否応なく注目されています。

アフターコロナの社会では、遠隔でのコミュニケーションが重要になってくる、なんて言われていますが、そうでもないかなという私の予想はさておき、

当然のことながら、小学校受験、幼稚園受験においても、対面での面接ではなく、リモート面接が取り入れられる可能性が大いにあります。

対面かリモートの違いだけなので、どうってことないと思いきや、それ相応に気を付けて置くべきことがありますので、シェアしたいと思います。

 
1 顔が近すぎる
顔が近すぎる
これはノートPCを使う場合に限りますが、ノートPCの場合、ウェブカメラがモニタの上部についており、顔とウェブカメラの距離がとても近くなります。そうすると、面接官のPCの画面いっぱいに、お子さんとあなたの顔がドーンと大きく表示されることになり、
顔が大きく映るのは表情が見えてよいことなのかもしれませんが、それにしても、少なくとも胸から上は映るようにしていただいたほうが、バランスとしてはよいのではないかなと感じます。

少なくとも胸から上は映るようにする場合は、ノートPCから少し離れる必要がありますが、しかし、ノートPCは見開きのモニタが斜めになっており、あまり遠くに離れると、映る位置が下のほうにずれていってしまいます。

また、遠くに離れることで、ノートPCに内蔵されているマイクからも遠くなるわけで、内臓マイクの性能にもよりますが、あまり離れてしまいますと、声が拾いにくくなりますので、面接時に声が届きにくいのは致命的なのではないかと危惧します。

解決策としては、外付けのウェブカメラを購入して、何らかの方法で目の高さの位置にウェブカメラがくるようにしていただくことで、離れた位置に座っても、胸から上を映すことができます。
また、マイクについては、外付けのウェブカメラに内蔵されているものもあれば、外付けのマイク(USB接続ですので簡単です)も販売されていますので、どちらかを購入していただくと円滑です。なお、外付けのマイク付きウェブカメラや外付けのマイクの値段はピンキリですが、そこそこ良いものを購入しても1万円でおつりがきますので、一世一代の受験の面接のため、であれば、さほどお高くお感じにならないのではないかなと思います。

 
2 見下ろしてしまう
上から目線になるかも
これもノートPCに限ったお話です。ノートPCの場合、ウェブカメラがモニタの上部についており、たいていは、顔よりもかなり下の位置にウェブカメラがあることになります。そうすると、上から下にのぞき込むようになってしまい、どうしても見下ろしてしまいます。

この「見下ろしている感じ」を面接官がどう捉えるかにもよりますが、面接官からすれば、見下ろされているのはあまり気持ちの良いものではないのではないかと、少し心配です。

解決策としては、外付けのウェブカメラを購入して、何らかの方法で目の高さの位置にウェブカメラがくるようにしていただくことで、まっすぐ前を見ることができます。

 
3 回線が不安定だったら、途切れ途切れになる
通信が不安定ではね
これは、スカイプやZoom、Google Meetなどのテレビ電話機能の「あるある」ですが、お使いのインターネット回線が弱いと、画面と声が途切れ途切れになって、いつしか止まってしまいます。
友達と話している時や仕事の同僚と話している時などは問題ありませんが(まあ、問題がないこともないですが)、さすがに面接でこれをやってしまうと、せっかく温まってきた面接の空気が覚めてしまい、なんとなく、白けた空気になってしまうのかなと危惧します。

これは、ご自宅のインターネット回線が弱くないかどうか、ということに掛かっていますが、解決策としては、Wi-Fi(無線)よりも有線のほうが安定しますので、LANケーブルでモデムとPCを接続してご利用いただくと、だいぶ違ってきます。お試しください。

 
4 テレビ電話の使い方を熟知していないと、「知らない人」だと思われる。
パソコン苦手
約束の時間に、あなたから面接官にコールする、あるいは面接官からコールが来る。
その時、なかなか画面が映らない、声が聞こえないなどの状態となり、そのリカバリーが遅くなると、それで合否に影響はしないと思いますが、それでも、「慣れていない人だなあ」と思われるのは避けたいところです。

こればっかりは、事前に何度も使って、まさに「慣れる」しかないわけですので、志望校(園)のリモート面接時にどのテレビ電話サービスを使うのか、特定したうえで、何度も使ってください。
なお、テレビ電話サービスは、結構種類がありますが、どうでしょう、メジャーなところですと、スカイプとZoom、今はマイナーだけどのちのちシェアを伸ばしそうなGoogle Meet、おそらく、これらのどれかが使われるのではないかなと思います。

余談ですが、新型コロナウィルスの感染拡大で社会が混乱して以降、Zoomの利用者がかなり伸びてきているようですが、実際のところ、細かな機能の違いがありながらも、(今のところ)あんまり他社サービスと大差はないのかなと思います。

 
5 画面越しだと、子供とその親の良さが伝わりきらない可能性がある。
伝わらないかも
これは、直接の対面と画面越しとでは、お子さんの良い部分、ご家庭の良い部分の伝わり方に差が出るのではないか、というお話です。

差は明らかに出ます。

細かいところは別稿でお伝えするとして、かいつまんで言いますと、対面での面接の場合と画面越しの場合とでは、相手方から受ける刺激の度合いが異なり、その差異によって、合否そのものに影響は出ないまでも、お子さんの良い部分がしっかりと伝わらない可能性があります。

平たく言いますと、電話で話していた相手と、初めて実際会って話してみたら、(良い意味でもそうでない意味でも)思っていたのとちょっと違った、という経験がどなたにでもあると思いますが、それと一緒です、平面と立体の情報量の差とでも言うのでしょうか。直接の対面よりも画面越しのほうが情報量が少ないために、良い部分が伝わりきらないのは良くないなあと感じます。反対を言えば、良くない部分も伝わりきらないので、それはそれで良いのかもしれませんが。

 
 
いかがでしょうか。

いずれも、ちょっとしたことかもしれませんが、しかし、まったくスルーすることができないポイントです。

5については、他の受験生も同じ条件ですが、1から4については、事前の準備で差が出ることですので、お早めにご準備をいただいたほうが円滑に面接に臨めるのではないかと思います。

ご参考になさってください。

 
 
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