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小学校受験「子供のやる気」、違います。「保護者のやる気」です。

time 2019/09/07

小学校受験「子供のやる気」、違います。「保護者のやる気」です。

どのように子供のやる気をどのように願書に書けば良いか

このことで行き詰まる保護者の方が、一定程度以上の割合でいらっしゃいます。

お客様と打ち合わせをしていて、「なるほどなあ」と感じますのは、上記のことで行き詰っていらっしゃる方は、たいていの場合、お子さん自身の志望校への思いを志望理由に反映しようとするんです。

これはこれで正しいことではあるのですが、ただ、ここを突き詰めていくと無理が出てくるんです。

と言いますのも、6歳前後の男の子・女の子が自らの強い意志で「私はこの小学校に行きたい」「この小学校でなければダメだ」とは思わないわけで、親がそういうふうに言うので、子どもも、そんなもんなんだなあと思ってそう言っているだけに過ぎません。

こう言いますと、エリートでありたいママさんは、「いえ、うちの子は自分の意志で行くべき学校を選択しているザマス」とおっしゃいます。
たしかに中にはそういう子もいるとは思いますが、それはとても稀有なケースで、6歳児の知能や経験、心はご存知のように未成熟で、自分で自分の未来像を明確に描いていくことができません。

とても分かりやすく言うと、「ポケモンなんて実際にはいないけど、このアニメを見ていると、本当に実在するようでワクワクする。だからポケモンが好きだ」なーんて考えませんし、言いません。「ポケモンの中でどれ好き?僕、ゼクロムが好き。だってめちゃくちゃ強いもん。」と言います。これが子どもです。

ポケモンの話はさておき、我が子がこの学校に入って欲しいという保護者の思いの強さがこういったお気持ちになって現れているのかなあと感じます。

これを志望理由に反映しようと思うと、本当はそうではないものを、そうであるかのように書かなければならなくなりますので、早々に無理が出てきます。

本来的に、小学校受験の主体は私である。

このことを頭の片隅に置いておいていただきますと、志望理由が何なのか、つまり、自分が我が子にどのように成長してもらいたいと思っていて、そのためにこの学校に入学して学ばせていただきたいと思っている

頭の中で整理しやすくなります。

おためしください。

 
 
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