東京農業大学 稲花小学校の2023年度入試の願書が発表されました。
厳密には、願書ではなく 事前面接用質問票 と言います。
ウェブから取れるのが嬉しいところですね。
稲花小学校 事前面接用質問票
https://www.nodaitoka.ed.jp/admission/guide/
※このページの中央部にダウンロードできる箇所があります。
当社として、稲花小学校の事前面接用質問票の内容は、かなり好意的に思っています。
よるある「志望理由」や「家庭の教育方針」、「お子さんの様子」と言った漠然とした質問項目ではなく、かなり具体的だからです。だからこそ回答もより具体的な書き方ができ、思いを学校側にしっかり伝えることができます。
そして、案外気が付いていらっしゃらない方が多いのですが、
最大のポイントは、
質問項目はすべて保護者に向けたもの
である点です。
そうです、ターゲットはお子さんではなく保護者であるあなたなのです。
今年度の各項目の中で、当社がとくに注目したのは、4と7です。
4について:
少なくとも、インターネット・SNSからの情報収集について、ネガティブなことがあるという前提に立った質問です。これは比較的作成しやすい項目かもしれません。なぜなら、「子育ての情報をインターネット・SNSから得る」を「○○の情報をインターネット・SNSから得る」として、○○にあなたのお仕事や普段の生活のことを入れ替えれば、書き方が見えてくるはずだからです。
7について:
昨年と同じ質問項目です。1080文字ですから、ほぼ小論文ですね。あなたが社会をどのように見ているか、何が必要で何が不要なのか、我が子をどのように育てていくべきかなど、あなたの考えを稲花小学校がどのように評価するのか、楽しみでもあり不安でもある箇所です。
いったん子育てとは切り離して、「社会を豊かに生きていくために」という視点で考えていただきますと、頭の中が整理でき、どのような書き方をすればよいかが見えてくるのではないかと思います。
稲花小学校の難しいところは、これらの内容を元に面接で質問されるという点です。
4と7に関連する質問をされた場合、あなたはどのように答えるでしょうか?
事前面接用質問票に記載する内容だけを作るのではなく、自分の頭の中で4と7それぞれについて「あるべき姿」を明確にしておくことで、面接当日、円滑に答えることができます。
難しいことですが、これが稲花小学校が保護者に求めていることだと思います。
願書の例文 一覧はこちら
https://www.nieber-p.info/juken/sam/
作成をご希望の方はこちらをご覧ください
https://www.nieber-p.info/juken/