今年も残すところ、あと1か月となりました。
キリッと冷たい風が頬をなで、冬の訪れを感じる今日この頃ですが、皆様、受験や準備などで慌ただしい日々をお過ごしではないでしょうか。
私立の中学校や高校では、早いところでは1月や2月に卒業式が行われます。
保護者の皆様にとっては、どうしても「受験、受験、受験!」と、進路や第一志望校の合否が頭を占める時期かと思います。それも当然のことです。しかし、その中で忘れがちなのが、卒業式というもう一つの大切な節目です。
卒業式は、受験とは異なる意味で、人生の一つの大きな区切りとなる特別な日です。我が子が歩んできた中学校生活3年間を総括し、成長を改めて感じる瞬間です。そして、これから羽ばたいていく新たなステージへの送り出しでもあります。
だからこそ、「卒業おめでとう」という言葉を、できるだけ心を込めて、我が子に伝えてみてはいかがでしょうか。「全力で」と言うと少し照れくさいかもしれませんが、自然な形で伝えるだけでも十分です。その一言は、きっとお子様にとって、中学校生活の努力と頑張りをフルに肯定してくれる、かけがえのない言葉になるはずです。
受験も大事、卒業式も大事。
その両方を大切にして、この特別な季節をぜひ親子で味わい尽くしていただければと思います。